ペットショップBEARS 社会的取組について:動物愛護
東日本大震災について 動物愛護について
動物愛護に対する考え方と対応
〜 当方のペットや動物に関する考え方 〜
動物に興味の無い方や動物が嫌いな方はスルーして下さい。
  興味がおありでしたら、是非お読みください。


「命とは?」
(2011年9月8日、旧ホームページ掲載文)
 近年、動物愛護に関する法律が頻繁に整備・成立されております。また、それに伴い「ペットショップ(生体販売)やブリーダー(繁殖者)」への法律も変りつつあります。
 利益を優先した「計画性の無い多量の繁殖」や、市場や顧客のニーズを逃さない為の「多種に及ぶ無駄な繁殖母(種)体の多頭飼」「劣悪の環境の中での飼育」、また大手ペットショップや資金のあるブリーダーの一部では、ちょっとした動物園をもしのぐほどの繁殖専用の「大規模ヤード」を建設し、そこで何百、何千頭(匹)という数の動物を飼育しているところもあります。劣悪な飼育環境もさることながら、大勢の動物達が「ただ餌をもらい、子供を産む(種付け)だけのために飼われている。そして人間の愛情もなく一生を終える」という現実があります。
 他にも、大学や医療での動物実験や捕鯨・イルカ問題や毛皮問題等、世の中には動物に関する問題がここでは書ききれないほどあります。


 これは当方でのあるでき事なのですが、当方で10年前に生れたM.ダックスの1頭が先天性の脳疾患を患って生れてまいりました。生れたての当初は分からなかったのですが、時がたつにつれ他の兄妹犬よりも発育が遅い状態となり、その場でクルクル回る等の行動をするようになってきました。当時、仲の良かった同業者に話をしたら「どうせ長生きしないだろうから、山にでも捨てて来い」等と言われ唖然(この事もあり現在は付合いをやめてます)・・・。埒があかないので私の知っている獣医に相談したところ、県内の某大学を紹介してくれました。そこでまさかの2度目の唖然・・・。「治療代はいらないから臨床実験の媒体に提供してくれ」、「治療して症状が治ったら返すが、命の保証はできません」等と言ってくる始末・・・。私はその子を連れてとっととその場を後にしました。
 結局、どこの獣医等でも治療はできず(手術が難しい為との事)、何年も生きられないだろうと言われました。その子は3歳で死んでしまいましたが、最後は私の枕元で私の寝ている間に静かに息を引き取っていました。
 この時に「人間と動物のありかた」を改めて心から考えさせられました。また、動物に携ってる人が人間以外の動物に対する「愛情の無さ」や「命の軽視」を実感させられました。あの時の「唖然」とした気持ちは今でも忘れられません。

 最近でも「唖然」な事がありました。当方も「3.11東日本大震災」の発災当初より災害関連サイトを立ち上げておりますが、その流れの中で某有名な方が立ち上げられた有志救援支援サイト(当方もこのサイトに情報提供等しておりました)に、「動物救済はどうするんだ?」と質問したところ、「動物なんて今はどうでもいい。とにかく人命だ」等と言われ唖然・・・。
 確かに当時は発災間もなく人命優先だったかもしれませんが、彼らも私共も「WEBサイト上での現地との情報のやりとり」がメインでしかない作業。運営サイトに関連するサイト情報のリンクを一つ貼るだけでもいい事なのに・・・。と思いつつ、やはり「命」についての考え方も人それぞれだと実感しました。


 全てのペットショップやブリーダーや関係者がと言う事ではありませんが、こうした目に余る状況は現実の事であり、動物関連業界だけではなく世間一般でも問題となっております。というよりも、もはや動物愛護は「常識」であり、「社会問題」として取扱われております。
 私の実家では極小規模ですが畜産業をしておりました。牛や鶏、金魚や鯉等を飼育しておりました。現在、私は実家とは別に「ペットショップ及びブリーダー業」を営んでおります。小さい頃から動物に携っていたせいなのか、動物愛護に関する問題は子供の頃から気にしておりました。そして動物が好きで始めたペット業ですが、ペット・畜産業界では「動物愛護」を考えると「仕事にならない現実」があります。
 例えばペットショップでは「飼育している全ての犬を散歩に連れていけるのか?」「飼育している動物達全てとコミニュケーションがとれるのか?」、畜産業では「牛や豚を殺して食べていいのか?」「卵を産まされてるだけの鶏は?」等々、企業規模にもよりますが「動物愛護」と「ペット・畜産業」の両立はかなり難しい問題です。
 昔、お婆ちゃんに言われた事があります。「一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂」という言葉です。「どんなに小さい生き物でも、人間と同じだけの「命」がある。だから人間が勝手に動物(虫等も)の命を奪っちゃだめだ」と言われてきました。全くその通りだと思います。そんなお婆ちゃんは、牛が市場へ連れていかれる度に仏壇にお線香をあげてました。「牛さんは自分が殺されるのをわかってるんだ。トラックに積まれる時に涙流しながら「ンモ〜」って鳴く。連れていかれる事が嫌だって言ってるんだよ。もし、おまえ(私の事)が牛さんだったらどうだ?せつないだろ?だからこうやってお線香あげてお祈りするんだよ・・・。」って言ってました。また、「人間が他の動物や植物に生かされてるんだよ。だから人間が生きる為に殺されて食べ物になったモノ全てに感謝して、ご飯を食べなきゃいけないんだよ」とも言ってました。
 身内を奉るつもりは無いですが、お婆ちゃんの言っていた事は、人間としてあるべき姿だと私は思ってます。どんなに小さくたって「命は命」です。大切にしないといけませね。

 少し話がずれてしまいましたが、上記を含め、こうした動物愛護で悩むくらいならペット業をやめた方が手っとり早い話では?と言う同業者や仲間もおります。が、動物が好きで始めた仕事ですし、ペット業をやめても私は「動物」と関わっていく仕事につくと思います。正直、「ペット業」も「動物園」も「水族館」も「畜産業」も、「動物(の命)で商売をしている」事は同じですし、商売上の裏事情もわかるのでサービス業の「動物園・水族館」と産業の「ペット・畜産業」が違うモノとも全く思ってません。
 更に言えば「動物愛護団体」の中にも、「動物の事」ではなく「利権」「金」に執着している団体もある事は事実です(上記にもありますが全てのペットショップやブリーダーや関係者がと言う事ではありませんのでご注意ください)。
 ですので、しばらくは「ペットショップ」という現状と「動物愛護」という考えを両立させるべく、模索しながら細々とやっていきたいと思っております


当方の愛玩動物繁殖・育成・販売等に対する定義−2011年9月8日作成(同年12月13日再版)
1.繁殖について
 ・できるだけ早期に顧客からの要望を聞き、また、しっかりとした繁殖計画を立て実施し、無駄な繁殖は行わない。
 ・無用な繁殖母(種)体を飼育しない。
 ・万が一にそなえ、繁殖とは関係の無い動物(当方所有の)には去勢・避妊処置を施し、安心して他の同種動物と接触できる状態をつくる。

2.飼育・保管方法について
 ・保有動物全てに十分な餌・飼料を与え適度な運動量をできるだけ毎日確保し、なおかつ極度のストレス等を与えないように十分注意する。また、やむをえず運動時間が確保できない状況が続く時には、時間が確保できた時にドックラン等の広い場所で十分な時間遊ばせる。
 ・飼育収容用ゲージ等は、飼育する動物の大きさや頭数に見合わない狭いゲージ等での多頭飼育は避け、飼育する動物に見合った広さのゲージなどを必ず確保する。
 ・保有動物全てに十分な愛情(コミニュケーション)を与え、当方と動物とのしっかりとした関係を築く事。

他、上記載外についても動物を扱う上での日本国による法律に従い、より良い人間と動物の共存を考え「ペットショップBEARS」及び「BEARSグループ」を運営いたします。

会社概要、関連法律等はメニュー『会社概要』よりご確認下さい。




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