気候
川端康成の『雪国』で描かれているように豪雪地帯であり、特に山間部の雪の多さは日本有数である。
また、魚沼市(旧小出町)付近一帯は盆地状になっており、梅雨季から夏場にかけて非常に蒸し暑くなり、夏場の平均気温(7月中旬〜8月)は全国でも上位に入る。ちなみに同市では、平成6年8月14日に37.4℃の最高気温を観測している。
歴史
信濃川流域に位置し、戦国時代には 春日山を本拠地とする 関東管領の 上杉氏の地盤であった( 栃尾城など)。江戸時代には小千谷ちぢみ等で江戸との衣類貿易で栄え、 佐渡金山へのルートとして高崎宿(現在の群馬県高崎市)と寺泊を結ぶ 三国街道などの道が整備された。その一方で、幕末には 長岡藩などが 奥羽越列藩同盟に加わりもした。また明治維新以降、自由港である 新潟港の重要性の高まりと共に関東地方・東京との関係の重要性が一層増し、昭和初期には 上越線、戦後の高度経済成長以降 上越新幹線・ 関越自動車道といった交通網の整備が進んだ。このように、地理的・歴史的には、関東と東北と北陸の折衷地域という様相を呈している。
廃藩置県では、中越地方は 柏崎県となった。しかし、1873年には新潟県に編入され、現在に至る。
災害
また、 東北地方太平洋沖地震の影となり印象が薄いが、東北地方太平洋沖地震発生の翌3月12日3時59分ごろに、長野・新潟県境付近で起きた、マグニチュード6.7、最大震度6強の「 長野県北部地震」にも襲われており、震源近くの津南町の一部では、現在(2012/2月時点)も避難生活をしいられている。
河川河口付近では大規模水害も多く発生しており、明治時代には信濃川の氾濫を抑える為に「 大河津分水路」が作られた。近年でも「豪雨」により幾度となく大規模な洪水に襲われており、平成16年7月の「 新潟・福島豪雨(7.13水害)」により引き起こされた中之島町(現長岡市)周辺の洪水も「大河津分水路」の近くである。
|